春の全国交通安全運動とは|2026年の開催期間や実施する目的などを解説

日本では春と秋の年2回、全国的な交通安全運動が実施されます。

季節の訪れを告げる風物詩とも言える光景ですが、そもそもなぜ決まった時期に大規模な交通安全運動が展開されているのでしょうか。

本記事ではこの内、春の全国交通安全運動について、その目的や今年の開催期間はいつからいつまでか、具体的な重点項目まで詳しく解説します。

企業にとっても重要な情報をお伝えするので、最後までぜひ参考にしてみてください。

安全運転意識を高める教育手法・教材がわかる!

春の全国交通安全運動とは

春の全国交通安全運動は、国民一人ひとりが交通安全への意識を高め、事故を未然に防ぐことを目的として実施されています。

ここでは、春の全国交通安全運動に関する基本的な知識を解説します。

春の全国交通安全運動の目的

春の全国交通安全運動の目的は、広く国民に交通安全思想を普及・浸透させ、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けることです。

さらに、国民自身による道路交通環境の改善に向けた取り組みを推進し、交通事故の防止を徹底することを目指しています。

子どもをはじめとする歩行者の安全確保・ドライバーの安全意識の向上・自転車や二輪車の安全利用の促進など、多角的な取り組みを通して交通事故ゼロを目指すことが、この運動の目的です。

なお、春の全国交通安全運動では毎年いくつかの項目が設けられ、それぞれを達成するための取り組みが具体的に設定されています。

それぞれの取り組みを理解し、国や自治体だけでなくドライバーや歩行者たちが実践することも、春の全国交通安全運動においては重要です。

参照:令和8年春の全国交通安全運動推進要綱|内閣府

2026年|春の全国交通安全運動の期間

2026年度、春の全国交通安全運動と連動しておこなわれる「死亡事故ゼロを目指す日」の日程は次のとおりです。

項目内容
運動期間2026年4月6日(月)~4月15日(水)の 10日間
死亡事故ゼロを目指す日2026年4月10日(金)

2026年度の春の全国交通安全運動は、4月6日(月)から4月15日(水)までの10日間実施されます。

例年、4月6日から15日までの10日間実施されていますが、具体的な期間は年によって多少異なる場合があります。おおむね4月上旬に実施されることを覚えておきましょう。

この期間中は、全国各地でさまざまな交通安全啓発活動がおこなわれるなどキャンペーンが展開されるため、道路利用者は交通安全への意識をさらに高める機会として過ごすことが重要です。

参照:交通安全運動の推進|警察庁

2026年|春の全国交通安全運動の全国重点は?

春の全国交通安全運動では、「全国重点」という3つテーマが掲げられます。

全国重点とは、全国共通でとくに力を入れて取り組む最重要指針です。

各都道府県は、この全国重点に沿った啓発・取締り・教育などを展開し、必要に応じて地域独自の施策を追加することもあります。

2026年春の全国重点趣旨
通学路・生活道路における
こどもを始めとする歩行者の安全確保
・子どもの事故が起きやすい通学路・生活道路の安全を社会全体で守る
・あわせて歩行者側の基本ルールも徹底し、「生活道路は人が優先」という意識を広げる
「ながらスマホ」の根絶や
歩行者優先等の安全運転意識の向上
・スマホ注視運転による重大事故が問題になっているため、ながらスマホをなくし、横断歩道での歩行者優先などを徹底する
・シートベルト・チャイルドシートの適切使用も含めて安全意識を底上げする など
自転車・特定小型原動機付自転車の
交通ルールの理解・遵守の徹底
・自転車事故の割合増、違反の多さ、頭部致命傷やヘルメット課題などを踏まえ、交通ルールの周知と順守を強化する

この春の全国交通安全運動では、子どもや高齢者のような交通事故に巻き込まれるリスクが高い世代に向けた施策が実施されます。

また、自動車だけでなくバイクや自転車、近年普及が進んでいる特定小型原動機付自転車(電動キックボード等)など、それぞれの車両に向けた施策も実践されています。

交通安全意識を高める上でも、自動車を運転する頻度にかかわらず、取り組みの内容は積極的にチェックしましょう。

春の全国交通安全運動の期間中に企業ができる取り組み

春の全国交通安全運動は、企業が自社の交通安全意識を高める良い機会です。

ここでは、企業が実践できる取り組みの一例を解説していきます。

なお、これらは運動期間に限らず、継続的に取り組むことが大切です。

安全運転キャンペーンの実施

ポスターや社内報、メールなどで安全運転の重要性を周知します。

具体的な事故事例や注意点も添えることで、意識づけと行動変容を促します。

安全運転管理者が中心となり、全従業員に情報が行き届くようにしましょう。

社内研修の実施

講習会などを通じて、飲酒・居眠り・危険予測などのテーマを継続的に学べる環境を整えます。

必要に応じて専門家の講師を招いたり、実技研修を取り入れるのも効果的です。

車両点検の徹底

車両の定期点検整備と日常点検を徹底し、整備不良による事故リスクを減らします。

点検手順やチェックリストを周知し、運転者自身が点検できる体制を整えましょう。バックモニターやコーナーセンサーなどの安全支援装置の導入を検討してもよいでしょう。

表彰制度の導入

従業員の無事故や優良な取り組みを表彰し、社内の安全意識とモチベーションを高めます。

評価基準を明確にし、継続的に運用することで効果が出やすくなります。

表彰制度は、交通安全を遵守する意義を従業員が再確認するきっかけにもなる効果的な取り組みですので、ぜひ実践してみてください。

交通安全に関する啓発活動への参加

街頭での啓発や児童見守りなどの地域活動に参加することで、社内外の交通安全意識を高められます。

2026年全国重点である「通学路・生活道路におけるこどもを始めとする歩行者の安全確保」にも直結し、子どもの事故が起きやすい通学路・生活道路の安全を社会全体で守りましょう。

地域社会への貢献としての意義もあるため、企業も積極的に取り組むとよいでしょう。

まとめ:春の全国交通安全運動を通じた企業の安全風土改革へ

本記事では、2026年春の全国交通安全運動の概要と、企業として取り組める交通安全について解説しました。

春の全国交通安全運動は、年間を通じて国がおこなう交通安全対策の重要な柱であり、特に就職や異動などによって生活に変化が起こる時期の交通事故増加を防ぐことを目的としています。

社内の交通安全を啓発する機会として大きなチャンスなのは間違いありませんが、この運動時期にだけ啓蒙をおこなっても、それはあくまで一時的な効果に留まります。

「継続的に安全意識を高め、会社の風土として醸成していく」この仕組みづくりのきっかけにすることこそが肝要です。

しかし「安全風土の醸成」と一口に言っても、具体的にどのように教育していけばいいかわからないという方も多いはずです。

そんな方には、eラーニング形式で配信される交通安全教材「JAF交通安全トレーニング」の導入をおすすめします。

JAF交通安全トレーニングは、多様な交通シーンの中からヒヤリハットや交通事故となったシーンを掘り下げ、原因と対策を学ぶことができます。

慣れや経験によって当たり前と思っていることを掘り下げ、安全な運転行動を論理的に解説してくれるので、自身の運転に反映させやすく、受講者のペースでいつどこでも受講できる上に、管理面でも受講状況の管理が簡単かつスムーズにおこなえるため、導入企業や受講者から大変好評です。

JAFトレで安全行動の習慣化を実現すること、それが企業の安全風土改革の近道となります。

ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

管理がラクになる 教育の効果が見える eラーニング活用法!

JAF交通安全トレーニング

毎日の学習で交通安全意識の向上へ。通勤・通学・あらゆる事故を減らしたい。そんな想いからJAFが長年培ってきた交通安全のノウハウをeラーニング「JAF交通安全トレーニング」として教材化しました。

アルコールチェック義務化のすべて

アルコールチェックの義務化の概要をわかりやすく説明しながら、企業として対応が必要になることを解説していきます。添付してあるアルコールチェックの記録簿テンプレートをご活用ください。