夏の暑さ対策で熱中症予防!車内を涼しくする便利グッズや温度を下げる方法を徹底紹介
長時間駐車した車に乗り込んだ瞬間、ハンドルやシフトレバーの暑さに驚いた経験がある人も多いのではないでしょうか。
夏本番を迎え、外気温が上昇してくるにつれて、車内の室温は驚くほど上昇します。
運転時の車内の室温管理は、不快な状況下での運転判断の鈍りや熱中症など、精神面、体調面への悪影響が強まるリスクをはらんでいるため、決して軽視できない問題です。
社用車を運用する企業や交通安全管理者の方には、これらのリスクを未然に回避する効果的な暑さ対策や、ドライバーへの適切な対処方法の指導が求められます。
この記事では、夏の車内が高温になりやすい理由や、車内の温度を効率よく下げる方法、社用車に備えておきたい暑さ対策グッズ、企業として取り組みたい安全管理のポイントなどを紹介します。
快適で安全な運転環境を整えるために、ぜひ参考にしてください。
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目次
夏に車内の暑さ対策をする必要性

炎天下に車を停めると、短時間で車内温度は急上昇します。
社用車を運用する企業や安全運転管理者は、夏場の車内環境の見直し・対策をおこなうことで業務の円滑化や従業員の安全確保につなげることができます。
ここではまず、夏場の車内がどれほど危険な状態になり得るのか、具体的な対策例を挙げながら、車内温度の変化について解説します。
炎天下条件での車内温度の変化
JAFがおこなった「JAFユーザーテスト」によると、外気温が35℃の炎天下で車両を駐車したとき、エアコンを止めて何も対策をしていない黒い車の車内最高温度は57℃、ダッシュボードの最高温度は79℃まで上昇しました。
| 車内最高温度 | 車内平均温度 | ダッシュボード最高温度 | |
|---|---|---|---|
| 対策なし(黒) | 57℃ | 51℃ | 79℃ |
| 対策なし(白) | 52℃ | 47℃ | 74℃ |
| サンシェード装着 | 50℃ | 45℃ | 52℃ |
| 窓開け(3cm) | 45℃ | 42℃ | 75℃ |
| エアコン作動 | 27℃ | 26℃ | 61℃ |
このように、夏場の強い日差しによって起こる車内温度の変化は、ドライバーにとって重大なリスクをはらんでいることがわかります。
車内が高温のまま運転をおこなうと、快適性を損なうだけでなく、従業員の集中力や体調にも悪影響を与える可能性があるからです。
さらに、このような高温下の車内では、パソコンやスマートフォンといった電子機器にも悪影響を及ぼすため、出先で車内に手荷物を放置することで業務に支障が出るおそれもあります。
運転中に熱中症を引き起こした場合の危険性
熱中症は、初期症状としてめまい、頭痛、吐き気、だるさなどがあり、症状に気がつかないまま運転を続けると、判断力や集中力の低下がはじまります。
環境省の熱中症予防サイトでは、暑さ指数(WBGT)の確認や、こまめな休憩、水分・塩分補給、エアコンの適切な使用が呼びかけられています。
特に熱中症警戒アラートや熱中症特別警戒アラートが発表されている日は、いつも以上に注意する必要があります。
社用車を使用する企業では、ドライバーの体調を自己管理のみに任せるのではなく、定期的な休憩と水分補給を促したり、それが実現可能な無理のない運行計画を立てさせたりといった指導をするべきです。
合わせて、冷却グッズの活用やエアコンの適切な使用を積極的に推奨するなど、組織全体で暑さ対策を考えていきましょう。
いますぐ実践できる!車内温度を下げる効率的な方法

車内冷却のポイントは、車内にこもった熱気をいち早く外へ放出することです。
熱気を放出しながらエアコンを適切に使用することで、快適な車内環境を短時間でつくることにつながります。
JAFのテスト結果でわかった最も効率的な冷却方法とは
JAFユーザーテストによると、夏の駐車後に車内温度が最も早く下がったのは以下の方法でした。
- 窓を全開にする
- 車のエアコン(オート)を外気導入に
- 温度設定はLo(最低)にして走行
- 2分後に窓を閉め、エアコンを内気循環にして3分間走行
一時的に窓を全開にして走行することで車内の熱気を効率的に逃がし、エアコンの冷却効果を高めることができます。
前述したとおり、車内が高温のまま運転をおこなうことで健康被害の不安が残ります。
エアコンを上手に活用し、効率的に適切な室温まで冷却しましょう。
「外気導入」と「内気循環」の切り替えをうまく活用しよう

エアコンの機能を効果的に活用することで、車内温度を迅速に下げられます。
エアコンを使用する際には、最初に外気導入モードで換気をおこない、車内の熱気を排出してから内気循環モードに切り替えると効率的です。
また、エアコンフィルターの定期的な清掃や交換をおこなうことで、エアコンの性能を維持し、冷却効果を最大限に引き出せます。
エアコンの適切な使用は、車内の快適性を保つために欠かせない方法です。
参考:[Q]エアコンの外気導入と内気循環は、どう使い分ければいいのですか?|JAFクルマ何でも質問箱
可能な限り直射日光や炎天下での駐車は避ける
外出先で駐車場所を選べる場合は、日陰や立体駐車場、屋内駐車場を優先しましょう。
直射日光を避けるだけでも、ハンドルやシフトノブ、ダッシュボードの温度上昇を抑えることができます。
業務で社用車を運転する場合、外出時間や駐車場所を従業員が自由に決められるとは限りませんが、可能な範囲で意識してみましょう。
社用車に備えておきたい暑さ対策グッズ

夏の車内は短時間で高温になり、快適なドライブを妨げるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼします。
特に企業では、従業員の健康管理や業務効率に直結するため、十分な暑さ対策が必要です。
ここでは、グッズを使った暑さ対策や車内の温度上昇を抑える方法を紹介します。
これらを従業員が個人でそろえるのは負担が大きくなるため、企業主体で取り入れることを検討しましょう。
また、暑さ対策が必要なことや効果的な使い方を社内で周知する必要があります。
サンシェード|直射日光による車内のハンドルなどの高温化を抑える
サンシェードは、フロントガラスやサイドウインドウから入る直射日光を遮るグッズです。
ダッシュボードやハンドルが高温になるのを防ぐ効果が高く、手軽に設置できる点が魅力です。
サンシェードはさまざまなサイズやデザインがあり、車種に合わせて選べます。
簡単に折りたためるタイプも多く、使用しないときはコンパクトに収納できるため便利です。
ポータブルファン|サーキュレーターとして空気の循環に一役
ポータブルファンは、車内で簡単に使用できる冷却グッズです。
電源をシガーソケットやUSBから供給できたり、バッテリー充電で長時間稼働できるタイプもあり、設置が簡単です。
サーキュレーターとして風を送ることで、車内の空気を循環させ冷却効果を高めます。
特にエアコンの効きが悪い場合や、エアコン使用前の一時的な冷却手段として有効です。
ただし車内に設置する際は、安全確認の妨げとならない場所を選びましょう。
また、走行中ぐらついたりしないよう、確実に固定することが重要です。
シートクーラー|着座面の熱を逃がして蒸れを防ぐ
最近は「シートクーラー」といった、座席に取り付けることのできる冷却装置が注目されています。
シートクーラーは、内部のファンと送風口によって背面・座面に風を送ることで、シートと身体の間にこもる熱や汗を素早く逃がし、蒸れなどの不快感をやわらげてくれます。
市販されている後付けのシートクーラーは、電源を車のシガーソケットから取れるタイプが多く、バッテリーの持ち運びや充電が不要で便利です。
業務で長時間運転するドライバーが活用することで、より運転に集中することができるでしょう。
まとめ:暑さ対策グッズを使って車内を快適に|企業の安全運転管理にも!

猛暑化が叫ばれる昨今の夏、ドライバーの健康と安全を守るためには、車内温度対策が欠かせません。
炎天下で車を使う際は、サンシェードやシートクーラーなどの暑さ対策グッズを効果的に活用しましょう。
また、JAFのユーザーテストで紹介されている上記の効率的な冷却方法と組み合わせることで、乗車直後の暑さをやわらげ、熱中症や集中力低下といったリスクの軽減にもつながります。
企業としては、従業員が安心して運転に臨める環境を整えることに加え、暑さ対策や安全運転のポイントを継続的に指導していくことが求められます。
そこで活用したいのが、JAF交通安全トレーニング(通称JAFトレ)です。
JAFトレは、JAFが長年培ってきた交通安全啓発の知見を活かした、実践的な交通安全教材です。
この教材の特徴として、e-ラーニング形式のためパソコンやスマートフォンから受講でき、業務の合間に効率よく学習することができます。
従業員の健康管理と安全運転は切っても切れない重要なテーマです。JAFトレを活用して夏特有の危険を学び、企業全体で安全運転意識を高めていきましょう。
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